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フコイダン健康コラム  細胞膜と油   2010 / 7 / 23

切ってしばらく置いたリンゴが茶色くなるのも、放置してある鉄製品がサビるのも、酸素が「酸化」というイタズラをするからです。
同様に、私たちの体内も活性酸素の悪業のため、どんどんサビついていきます。

鉄がサビるのはわかっても、人間がサビるなんて、ピンとこないですよね。
「酸化」の破壊活動はミクロの世界のできごと。直接目に見えるわけではないので当然です。

使い古して時間のたったテンプラ油は酸化することで黒ずみ、日に日にドロドロになり、
イヤな臭いがでてきますが、活性酸素は体内の脂質にも同様の「酸化」の影響をおよぼします。
健康はもとより、生命維持は一つ一つの細胞の働きに依存しているので、
細胞が酸化されれば、生命が根底から揺さぶられることになるわけです。

ご存じの通り、人間は細胞がたくさん集まってできています。
細胞はそれ自身が単独で、「生きた個体」であって、外界と自己内部を仕切って、環境から独立して「生き」ています。
そして、それぞれの「仕切り」が細胞膜です。


実は細胞膜の総重量の50%は脂質でできているのです。
「生きる」ためには、絶対にこの細胞膜が破れたり、異常があってはいけないのです。


しかし、平均的な現代人は、必須脂肪酸、特にオメガ3油の摂取量が不足しており、逆に飽和脂肪酸やトランス型の脂肪酸を多く食べています。

必須脂肪酸が不足すると、多く摂取しているトランス脂肪酸がその代わりに細胞膜に使用され、構造と機能に障害がもたらされます。
細胞膜の構造や機能が不完全になってしまい、怖い表現ですが、その細胞は、自身を維持できなくなる、とも言えます。

細胞膜は、複雑な工場のような細胞の中に栄養を取り入れたり、異物が入らないようにしたりしていますが、
必須脂肪酸ではなくトランス脂肪酸で細胞膜が作られることになると
毒性の強い化学物質類がたやすく細胞内に侵入してします。
そして有毒な化学物質類はDNAと容易にくっついてしまい、DNA複製はコピーミスをおかしやすくなるのでガンが発生する・・・というわけです。

細胞膜の健全化は発ガン抑制にも重要な鍵をにぎっているということがわかります。


また、トランス脂肪酸は私たちのにも非常に有害であることが明らかになっています。
なぜなら、脳の60%は脂質で構成されているからです。
脳の情報伝達にかかわる神経細胞には「オメガ3」と呼ばれる不飽和脂肪酸が欠かせません。
このオメガ3が20%以上含まれて、はじめて情報が正しく伝達されるといわれているからです。
実際に認知症やうつ病など脳の病気を患っている人は、脳の神経細胞中にオメガ3が非常に少ないことが分かっています。

このように、油は細胞や脳と、こんなにも親密な関係だったのです。

体のすべての細胞で油は非常に重要な働きをしていることがお分かりいただけたでしょうか。


しかし油といえば、コレステロールが気になると言う方が多いかと思います。
ところが…
実はコレステロールが270以上ある人の方が元気で長生きするといわれています
体温や免疫を上げ、がんのリスクを下げてくれます。
又、コレステロールから胆汁がつくられ消化に用いられるので、
年齢に伴って消化が悪くなったからといってお肉や油ものを一切食べないと、
コレステロールを下げすぎて消化をもっと悪くします。
ただ、油の多い料理を食べる際は、食物繊維を多めにとるのがいいでしょう。

問題はコレステロールそのものではなく、細胞の脂の酸化です。

トランス脂肪酸のなかでも最悪のマーガリンをたっぷり使ったり、
安価だからと、サラダオイルで揚げ物をしたり、
加工食品や外食(特にファーストフードは油の質が最悪)が多かったりすることが問題です。
しょうゆや味噌同様、油も選ぶことが大切なんですね!


『酸化していない、癒す油』が私たちの元気の素になります。
前回ご紹介したココナッツオイル「ナチュレオ」
エクストラバージンココナッツオイル「いのちの雫」が 『癒す油』 にあてはまるのではないでしょうか。
(ちなみに、バージンオイルのほうがビタミンEが豊富なため、細胞の酸化防止を期待できます)



今こそ、いつも使っている油が本当に安心なものなのか、見直していくべきだと思います。
積極的に『癒す油』を摂っていきたいものです。

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