フコイダン健康コラム スティーブ・ジョブズ氏の件
2011年10月、世界を変えた人物がこの世を去りました。
iPhone iPad を世に送り出した、スティーブ・ジョブズ氏。
頑固でこだわりの強い彼のやり方は、反感を買う面もあったでしょうが、
それゆえに、これまでの常識を覆す、高性能で美しい作品を生み出しました。
あれほど能力のある人物が去ってしまった事はご家族だけでなく、
多くの人にとって計り知れない痛手でしょう。
その死因について
「すい臓がん。9カ月も手術を拒否し代替療法を選択したことを後悔していた」
ということが発表されています。
手術したらがんは治る。代替療法では早死にする。
というイメージを刷り込まれるのが残念ですが、
実際のところ、ジョブズ氏はどんな代替療法を選択していたのかが気になります。
少し調べてみると、彼はかなり厳格なベジタリアン。しかも主に果実食だったとか。
夫婦共に「ヴィーガン」で、衣食を含むあらゆる目的のために動物を殺す事がないようにしようという信念をもっていたそうです。
また、日本通のジョブズ氏は、主に針治療を行っていたそうですね。
このコラムを時々ご覧になっている方々はもうお分かりかと思いますが、
ガン細胞は体たんぱくを奪います。ですから、がんになったら、通常よりも多くのタンパク質を摂取しなければどんどんガンにむしばまれていきます。
特に動物性たんぱくを摂取しなければヘム鉄不足で貧血になり、ガンの住みやすい環境になります。
その上、果物で沢山の糖を取り入れていたのであれば、
通常の6倍もの糖を食うガン細胞はどんどん元気になっていきます。
お肉を食べないのなら、せめてサプリメントの形でたんぱく質を摂取されていたらよかったのに、と思います。
ジョブズ氏はガンと闘うために懸命だったに違いありませんが、
菜食主義、しかも果実中心という食事療法は、がんに対処することを念頭におくのであれば、
してはいけないような逆効果の食事療法だったのです。
それに針治療も、ジョブズ氏ほどに交感神経ばりばりの生活をしている方には
かなり効果が落ちてしまっていたはずです。
膵臓がんといえば、大変見つけにくく、見つかった段階では末期状態ということも少なくはなく、
非常に治しにくいというのが現実です。
彼の場合はすい臓がんの中でも、治しやすいタイプだったということですが、
仮に、9か月早く手術をしたからといって、延命につながったかどうかは疑問だと言う医師もいます。
ジョブズ氏は、ベジタリアンで、それまで肉も魚も食べていなかったので、
手術や抗ガン剤の予後はかなり辛いものだったのではないかと、個人的に察しています。
手術から回復するにも、抗ガン剤を運ぶのもタンパク質が材料として必要だからです。
副作用が通常よりきつかったに違いないのに、よくお仕事を続けていかれたものだと
そのすさまじい精神力に脱帽します。
それまでの長年にわたる極端な食生活に加え、
家族とのリラックスした時間をとることも少なく常に活動的で、
過度のストレスにさらされていたので、
残念ですが、がんになるべくしてなってしまったといわざるをえません。
しかもがんと分かってからも、それまでのライフスタイルを変える事が
なかなかできなかったようですね。
とはいえ、彼は、一瞬一瞬を精一杯生き抜き、
自分の直感や信念に従って生きたのですから、彼にとってはそれがベスト。それで良かったのかもしれません。
しかしジョブズ氏ほど影響力のある人物が代替療法によって命を縮めたかのように報道されると、
極端な人は、やはり病院で言われることだけに忠実であるほうがいいと早合点してしまうだろうと、残念に思います。
もちろん、医師たちは寝る間を惜しんで患者のために翻弄してくださっています。
しかし、がんという病に関しては、
西洋医学のみで闘いに勝てるかというと、現状は非常に厳しいと言わざるをえません。
かといって、病院に見切りをつけて、
極端な食事療法やコレさえ飲めば治るといった宣伝に振り回されるのも失敗の元です。
必要なのは正確でバランスの取れた情報。
しかし、偏った情報が溢れている現状で何が正しいか判断するのは非常に難しいかもしれません。
ぜひ、ジョブズ氏の上に降りかかった悲劇を教訓に、
正確な知識と判断力、真実を見分ける目を養っていきたいものです。
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